女性マネジャーを増やすために必要な変化を創りだす責任は、社会にも、会社にも、女性自身にもある。このコラムのスタンスは、「社会、会社、女性自身それぞれが他に、もっと変われというのでは目標は達成できない。まず、女性自身にフォーカスして対策を考えよう」というものだ。なんだか一方的で、女性だけに責任を負わせるのかという非難を浴びそうだが、それには理由がある。
変化を市場という視点から見ると、(1)新しいものに一番先に反応する革新派Innovators, (2)それに続く先行派 Early Adopters 、(1)と(2)の合計が16%を超えるあたりからようやく反応しはじめる(3)アーリーマジョリティEarly Majority、(4)市場の過半数が反応した後、遅れてトレンドに従う後追い派Late Majority (5)トレンドには従わない少数派Laggards に区分できるが、(2)と(3) の間には深い割れ目キャズムが横たわっているからだ。