コロンビア大学のフェンロン教授によれば、リーダーには4つの顔があるという。
@大きい組織を率いる場合、A個人として振る舞う場合、Bコーチとして指導する場合,Cグループをリードする場合、の4つだ。それに、変化を作り出す時に必要なプロセスの5段階、?立ち上げ期、A混乱期、B平常化期,C活動期、D終息期がある。リーダーは、この20通りの状況に対応しなければならない。
状況対応型のリーダーシップをsituational leadership と呼ぶ。リーダーは状況に応じてリーダーシップの発揮の仕方を変えるべき、という考えかたである。しかし、変化を創り出すために何をしなければいけないか、についてはある程度、プロセスが定まっている。@まずは、先頭に立って、進むべき方向を示す大きな絵(ビジョン)を提示する。A次に、ここからは皆の知恵を集めるためのサポート役として、多様な人材を集め、自由闊達に議論する場を設定する。そして、「撃て、狙え」方式で議論を進め、経験したことから学習し進む方向を修正するよう調整役を務める。B結論がでた後は、再び先頭に立って、Ah・Haの 整理やリエントリー・プログラムの策定を指導する必要がある。これは、全体の振り返りや教訓の整理は、ともすると手抜きをされがちであるからだ。