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3Dラーニング・アソシエイツ

2014年の活動状況

3Dラーニング・アソシエイツの2014年の活動状況等をお知らせします。
※最新の活動状況はお知らせをご覧ください。

関島の活動状況

■インターバル学習の効果を確信
  11月22日(土)の延長戦をもって、第五回マネジャーのための戦略論入門が、無事修了しました。このプログラムは、週1回の5会合とリラックスした環境での1会合(延長戦と称し希望者のみ)で構成されていますが、特徴は毎回宿題が出ることです。宿題は復習と予習の両方に相当する課題が選ばれていて、いろいろ考えないと答えが書けません。そのため、提出期限までの一週間弱、皆おおいに知恵をしぼることになります。

  これまでの経験では、宿題の2回目あたりから受講生の本気度が高まり(同僚の着眼点に啓発されたり、小生のコメントで奮起したりした結果)答えの内容が格段に良くなってきますが、延長戦のころには、それと比べても考えたことのレベルが数段上になってきます。今回もやはり、刺激を受ける、心が動く、習ったことを使ってみるというプロセスを、一つのテーマ(今回の場合は戦略とは何か)について、「一定の期間、繰り返しおこなう」という学習方法は、効率が高いと確認できました。

  この方法は、教える側も大変なのですが、受講生の発想からいろいろ勉強できるというメリットがあり、できれば今後も継続したいと考えています。
(情報掲載日:2014年11月28日(金))

■第5回戦略論入門、宿題に苦戦中
  マネジャーのための戦略論入門が、10月15日から始まり第3会合まで修了しました。
このプログラムの開催は、今回で5回目になりますが、毎回受講生の反応を取り入れバージョンアップされています。今回は宿題とグループ討議のテーマが変更されたほか、講義では、「軍事から経営戦略へ」という項目で、ルトワクの作用・反作用という視点からみた戦略の階層についての説明を充実させました。

また、5回の講義全体を通しては、「戦いに負けた方が良く学ぶという原則」が存在することに留意を促しました。これは、失われた20年という日本の現状から、我々は学ぶべきことを十分に学んでいない、と考えるためであり、同時に、グローバル時代の競争の特質である「1回限りでない競争」に対応するには、1試合ごとに強くならなければいけないと考えるためでもあります。受講生も宿題の成績が30点と評価されても、そこから学び、成長して欲しいと思うことしきりです。
(情報掲載日:2014年11月6日(水))

■コロンビア大学ビジネススクールのアジア地区同窓会に出席
  10月9日から12日までシンガポールで開催されたコロンビア大学ビジネススクールの
Pan-Asia reunion に出席しました。これはコロンビア大学の下部組織であるビジネススクールの卒業生のアジア地区同窓会で、対象はMBA,エクゼクティブMBA,シニアエクゼクティブプログラムの卒業生が対象です。
3年に1回開かれ今年が2回目です。アジア出身の卒業生だけでなく、現在中国や香港、台湾やシンガポールに駐在中の卒業生も参加するので、33か国440人の会合になりました。

内容は、学校の現状説明や先生方と卒業生とが講師を務めるセミナーで構成されていて、私は、グローバルキャリアのトレンド、グローバルマーケットのパラダイム変化、中国の次の成長ステージなどのセションに参加しました。中国に関するセションは満員でしたが、日本のセションは7割程度の入りで、日本の影響力低下を実感したのですが、パーティでは、日本語のできる人、日本に駐在経験のある人がたくさんいて、話題には困りませんでした。
しかし、これらの人々が第一線を退く前に日本の復活を実現しないといけないと思いました。人的ネットワーク間の競争という点では、日本は相当負けています。日本はどのような対応策をとりうるのか真剣に考える必要があります。
(情報掲載日:2014年10月29日(水))

■戦略論、リーダーシップ論のPTAの会を開催
  9月9日、「第5回マネージャーのための戦略論入門」および「第1回女性マネージャーのためのリーダーシップ入門」に受講生を派遣していただいている企業の人材開発部門の方々に集まっていただく会を開催しました。開催の理由は、受講生を派遣する側の人々に、「プログラムの内容を良く知ってもらいたい」ということと、受講生の反応から学んだことを伝達し「今後の人材マネジメントに活用してもらう」というものでした。HRMの先輩として、派遣する側も「少しは勉強するべし」と、後輩を叱咤する気持ちも入っています。従来は父兄会と呼んでいましたが、学校の例にならってPTAの会と改称しました。今回は3回目で、8社13名の方々が出席されました。

  授業の内容説明では、Q&Aを通し、軍事知識の不足は派遣側も同じであることを実感してもらいました。また、最近の受講生は、「自分は自分、他人は他人」という受け止めから、仲間から学ぶ能力が低下していて、自己の立ち位置、どの部分が人と劣っているか、どの部分が優れているか、を理解するのに時間がかかるという特徴があることを説明、今後の人材開発上のポイントとして活用いただくようお願いしました。会合後、懇親会を近くのイタリアンで開催。大いに盛り上がり、二次会に出かけたグループもありました。またやりたいものです。
(情報掲載日:2014年9月24日(水))

■北大の工学系(院)前期でブレンド型授業を行う
  グローバル・マネージメント特論に続き、企業と仕事特論「ビジネスパーソンとしての基礎知識」の授業を8月4,5と実施し、あわせて理解度テストも行いました。今回の受講生は、生物化学コース4、人間機械システムデザイン専攻3、エネルギー環境システム専攻1、生命融合科学コース1の合計8名の修士課程の学生(うち4名は、6月末のサプライチェーンの授業も受講)という構成でした。

  このコースは事前にe-learning で、企業の競争の仕方の変化やそれに伴うキャリア観の変化について学習することが義務付けられているクラスルームとe-learning のブレンド型授業です。e-learning を2週間以内に完了しないと(途中にもうけられた理解度をチェックするクイズに正答しないとパスワードが消滅する仕掛けあり)クラスには参加できません。クラスではe-learning の内容の復習し、そのうえでリーダーシップについてまなびます。
抽象度が高いテーマにもかかわらず学生の理解度は良いようです。折角のブレンド型授業なので、「もう少し参加者が増えると良いのに」と思う次第です。
(情報掲載日:2014年9月10日(水))

■NHK関連団体経営幹部研修で「ビジネスモデルと戦略」と題し、講演
  7月25日、NHK関連団体各社の経営管理職30名を対象に、上記タイトルで講演しました。内容は、サブタイトル、「日本はどうして勝ちにくくなったのか」でも分かるように、失った20年といわれる現状に日本が落ちいった理由を、グローバルな競争の仕方の変化から検討したものです。相手が強くなったこと、得意技が効きにくくなったこと、弱くなったことなど、原因を3つに分けて考えました。

戦略論的に言えば本来、「負けた方が良く学ぶはず」なのですが、日本はそれが出来ていません。その意味で、勝つための方策は、日本の経験のなかに眠っているというのが主張です。NHKという勝ち負けに関係が薄い世界で育った人にも理解できるよう、いろいろ工夫して話したつもりですが、どうだったか、感想が聴きたいところです。
(情報掲載日:2014年8月21日(木))

■100日プラン報告会
  6月26日、グリーンフォーラム8期生の100日プラン報告会が経団連会館で開催され、8人が参加、それぞれどのように実行したかを報告しました。会の目的は、「計画を実行後振り返り、今後の教訓を引き出す」ことにありますが、どちらかというと「夏休みの宿題をちゃんとやったかどうか」というのと同様、実行面に視点がいってしまい、「計画そのものの妥当性の検討は不十分」という結果に終わりました。

それでも、新しい目標を発見できたり、チームビルディングが面白いと思えはじめたり、という収穫が各人それぞれにあり、「やってよかった」という感想が共通。こういうことをやりたいと日頃考えていた仕事が降ってきたという、計画された偶然性の理論どおりの出来事の報告もありました。終了後は懇親会でお互いの健闘を称え乾杯。めでたし。
(情報掲載日:2014年7月29日(火))

■「女性マネジャーのためのリーダーシップ入門」始まる
  7月2日から題記のセミナーが、イタリア街の新オフィスではじまりました。朝7時から8時30分までの5回コース(うち1回は土曜日9時から12時)で、参加者は7人。最低実行人数は8人ですが、募集締め切り後仕事の都合でキャンセルがあり、7人での開催となりました。
「女性のための」というネーミングには反対も多いのですが、本音の議論をしたいので、あえて女性だけのコースとし、ネットワーク形成も目標としています。宿題の出来具合など男性の課長クラスとの違いは、適宜紹介の予定。
育児休暇取得後復帰した人や職種が変わった人、転職経験者などなど参加者のバックグラウンドは多様で、期待通りの面白いセミナーになりつつあります。今後の進展が楽しみです。
(情報掲載日:2014年7月23日(水))

■ウォートンのリーダーシップ・コンフェレンスに参加
  6月18日にフィラデルフィアで開催された、18th Annual Wharton Leadership Conference に参加しました。この会合には原則、1年おきに参加することにしています。
毎回魅力的なスピーカーが登場するのですが、今回特に面白かったのは、Ram Charan (コロンビアシニア・エクゼクティブ・プログラムで習いました)、クリーブランド・インディアンズ社長のMark Shapiro,(人口減少地域というハンデを克服して好成績をたもっているので有名)、アメリカ空軍のChief of Staff である Mark Welsh V、(陸・海・空・海兵の4軍から、誰か登壇するのが恒例です)などでした。具体的内容はそのうちコラム「コーヒーブレーク」で紹介します。

  とても驚いたことにドア・プライズが当たり、ウォートンのデジタルプレスが出版したe-book 全部13冊をもらえることになりました!読むのが大変そうです。
(情報掲載日:2014年7月17日(木))

■戦略論入門 合同同窓会が発足
  6月25日、マネジャーのための戦略論入門の1期生から3期生までの、初めての合同同窓会が、銀座で開催され、総勢20名が参加、楽しい一晩をすごしました。会合では、各人の自己紹介だけでなく、学習したことをその後どのように使ったかが報告され、「撃て・狙え」を実行したら猛烈に撃ちかえされ弱った、など楽しい事例が紹介され、笑いを誘いました。延長戦を含めると6回にわたる会合で、宿題に追われ、脳みそに汗をかいたという共通体験のお蔭で、お互い仲良くなるのに時間を要しないようでした。

  今後は4期生も仲間に入れて、年1回程度同窓会を開催する予定で、各期の幹事が打ち合わせすることになりました。この回が、「楽しくなければ、勉強ではない」を基本方針に種々な情報交換の母体となることを期待しています。最後に例によって関島が宿題(締め切りは翌日16時50分)を出して解散。
(情報掲載日:2014年7月9日(水))

■第4回戦略論入門早朝コース閉幕
 5月7日から始まった戦略論入門(5回会合早朝コース)が、6月14日の延長戦を最後に、無事修了しました。今回のメンバーが恵まれたのは、いつに増して参加者の多様性が豊かであったことで、中小企業のCEO、新々気鋭のコンサルタント、ベテランSE、事業企画部門の海外グループ担当などのバックグラウンドを持つ受講生が、活発な議論を展開したので、「受講生からも学ぶ」という本セミナーの目標の一つは十分達成できたのではと考えます。

  気になったのは、最近のマネジャーの持つ共通の特徴、統合能力の不足で、「いろいろえた知識を自分なりに結び合わせたり再整理したりして、全体として理解する力が十分でない」という弱点を、今回の受講生もやはり持っていたことです。
おそらくこれは、「文脈で考えるより、キーとなる単語で考える」ためです。今後予定される秋のコースでは、このことに気が付かせ、統合能力を改善する工夫を、何か考えたいと思いました。
(情報掲載日:2014年7月2日(水))

■ウイークエンドを使って北海道大学で集中講義
  5月31日(土)、6月1日(日)の二日間を使って、グローバル・マネジメント特論「国際調達とサプライチェーン・マネジメント(以下SCM)」の授業をしました。講義の全体を三つにわけて、第1部が、SCMが必要な理由、第2部がビジネスモデルとSCM、第3部が国際調達と契約、という組み立てです。

  対象は工学系の修士・博士課程の学生24名で、海外にインターンシップにいく予定の学生がかなりいました。この授業の難しいのは、ビジネス経験の乏しい学生に、製造、販売、在庫の相互関係や、製品で保管する場合と部品で保管する場合のコストの違いといった基本的概念を理解させることです。

  今回も前回の経験に基づきスライドのかなりな枚数に修正を加えましたが、それでも分かりにくい部分が残った印象です。質問から判断するに、学生が持つビジネスについての知識が偏っていることに原因があるようで、「競争は好ましくない」とか「利益を獲るイコール他人に損害を与える」と考えるため、話の筋を追いづらくなるようです。
次回はこの点を考慮に入れなければいけないのですが、そうすると本題と離れた話をいろいろしなければいけなくなるので、悩ましいところです。
(情報掲載日:2014年6月26日(木))

■出張のお知らせ
  今年も北大工学部(院)でサプライチェーン・マネジメントとキャリアデザインに関する授業をしますので、5月末から6月初め、及び8月上旬は不在です。
また6月16日(月)〜23(月)は、ワートンスクールのリーダーシップ・コンフェレンスその他に出席のためアメリカに出張します。
(情報掲載日:2014年5月15日(木))

■5月7日、第4回マネジャーのための戦略論入門始まる
  今回は、第1回につづき7時から8時30分までの早朝コースです。早起きは歓迎されないためか参加者は8名と開催に必要な最少人数にとどまりましたが、代表取締役から部長、課長、主任、独立したてのコンサルタントまで、いろいろなポストと経歴の持ち主が集まり、これまでと同様、おもしろいコースになりそうです。

同日の夕方、一期から三期までの代表各1名も招いて、懇親会を近くのイタリアレストランで開催。第一日目なのでそれほどは盛り上がらないだろうという想定で飲み放題ではないメニューを選択したのですが、これは失敗でした。飲み題と料理の合計金額は飲み放題価格を大きく上回りました。元気な連中で、次回以降の授業が楽しみです。
(情報掲載日:2014年5月9日(金))

■経団連グリーンフォーラム8期生の修了式で祝辞
  3月11日の大震災の日は、例年グリーンフォーラムの修了式の日にあたり、餞の言葉を述べるのですが、今回は、あまり優しい言葉はふさわしくないと思いました。理由は、8期生が提出した100日プランの内容をみると、「物事を具体的にイメージする力」がとても弱い人が多いからです。こういうことをするとこういうことが起こるという予測にたいし適当な対策を考えておくとか、起こりそうな好まざる事態も想定しておくとかの作業は計画立案には絶対必要ですし、計画実行にあたっては、プロジェクトマネジメントの基本であるステージ分けなども考えなければいけないはずなのに、そういう作業が不足しています。

これでは、今後のサラリーマン人生おおいに心配です。「これまで問題なく会社生活をおくれたのは、実力ではなく幸運のたまもの、もっと考えてほしい」が今年のコメント。100日後には「計画を実行できたかどうかだけでなく、計画の良し悪しも報告してほしい」とお願いしましたが、さて。
(情報掲載日:2014年4月8日(火))

■女性マネジャー育成に関する情報交換でANA訪問
  2月25日、ダイバーシティ推進(特に女性活用)について、女性が戦力の多くを占める航空会社は、どのような工夫をしているかを勉強するため、日立グループのダイバーシティ担当部課長(全員女性)4名とANAを訪問しました。ANAを選んだ理由は、経団連のグリーンフォーラムという選抜研修に毎年参加されるANAからの受講生が、いずれもプロらしい人なので、「ANAさんはきちんとトレーニングしているのでは」という印象を持っていたからです。

  結果は、なるほどと、うなずけるものでした。特に短時間勤務者の取り扱いについての工夫は優れていると思いました。一方で、日立グループ各社が抱えるのと同じ問題にもぶつかっていることもよくわかりました。女性マネジャーは男性マネジャーに比べ関係性投資が少ない傾向がみられます。ダイバーシティ担当者のネットワーク作り、もう少しお手伝いしようかとおもいました。
(情報掲載日:2014年3月12日(水))

■グリーンフォーラム拡大講座に出席
  12月11日、経団連が主催する二つの人材開発プログラム、フォーラム21とグリーンフォーラムの合同講座が、経団連会館で開催されました。米倉会長の講演「私の経営哲学」のあと、白石隆政策研究大学院学長が「東アジアの現状と展望」というテーマで、中国の台頭が与える影響について政治経済と地政学両面からお話しされ、そのあと立食形式で出席者の交流会がおこなわれました。

交流会では、それぞれのプログラムのアドバイザーが話をされましたが、関島もグローバル人材育成について日頃感じていることを述べました。(1)グローバルカが普通なことになったのに、グローバル人材という特別な人で闘うというのはおかしい(2)「負けた方が経験から学ぶ」という原則を踏まえれば、日本の過去の海外事業の経験からもっと学ぶべきではないか、という2点です。

  席上グリーンフォーラム6期生から二次会にお誘いがあり、喜んで参加しました。3月11日の大震災(その日2時からが6期の修了式でしたが当然中断、延期となりました)から1000日ですのでこれを記念して1000日プラン発表会を開催するアイデアが幹事から提案ありました。1000日間いろいろな出来事がありそれをどう6期生が乗り越えたか今から聞くのが楽しみです。
(情報掲載日:2014年1月9日(水))

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コズロフスキーの活動状況

ニューヨークでHRMに関する活動をしているKozlowskiからのレポート「Reports from New York」はコラムをご覧ください。


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