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3Dラーニング・アソシエイツ

2020年の活動状況

3Dラーニング・アソシエイツの2020年の活動状況等をお知らせします。
※最新の活動状況はお知らせをご覧ください。

関島の活動状況

■新セミナーの検討会を開催新着

  グループ討議が上手くできない!どうして?
最近のセミナーにはグループ討議の時間が設けられているのが普通です。ところが、討議が不十分で、良い結論が出ないという状況が頻繁に起こることに、私をはじめ複数のコンサルタントが気つきました。受講生が課長クラスの社会人でも学生でも同様です。それで昨日、どうしてこういう現象が起こるのかを能率協会出身のベテランコンサルタント岡野実さんと柳生幸枝さんと検討する会を持ちました。
  結論から言うと、コミュニケーション効率がとても悪いのです。相手を傷つけることを恐れて、はっきり自分の意見を言わないという問題もありますが、それ以上に「コミュニケーションにかかわる基本的な原則が理解されていないのでは」が共通する意見でした。
具体的には
@抽象の階段がそろっていない:(例)動物という言葉を使ったとき、哺乳類、爬虫類というレベルなのか、家畜、野生の猛獣、というレベルなのかがはっきりせず、それぞれが勝手なレベルを想定して発言するので、行違う。
A 文脈理解ではなくキーワード理解(単語の意味だけで判断し、その言葉が使われた背景、
理由などを考えない)が主流なため、誤解が生まれる
B答えの見つけ方や議論の目指すべき方向、テーマは何か、なぜこのテーマが選ばれたのか、等について十分議論されないまま各論に入ってしまうため、上手くまとめられない。
C自分はこういう意味で使っているということが相手に理解できるようにするという配慮が不足。
@〜Bはすべて抽象概念に関係する問題で、Cも、単語の意味は各人の経験に基づいて各人別に解釈されているので共有化は難しい、という意味で抽象概念に関係しています。
要は、「抽象的なものは意味があいまいなため誤解をまねきやすい」ということです。それを避けようとすれば、できるだけ具体的に説明しなければなりませんが、そうすると話は長くなったり専門的になったりします。結果、コミュニケーションの効率性は悪くなるのです。
  コミュニケーションの効率性を上げるためには、抽象化能力の向上が必要になります。
抽象化能力とは、一つの経験から他のことにも応用できる要素を抜き出し整理できる力、例えば、一つの失敗から、同じ失敗を繰り返さないようにするための注意事項をリストアップできる能力です。「抽象化スキルとは、経験の再利用性を高める」(行動分析学入門、産業図書より)とされていますが、失敗の原因が上手く整理できれば、他の人も同じような失敗を避けることができるという分けです。

問が大切
  なぜ、という疑問詞は、「どういう理由でそうなったのか」と、「どういう経緯を経てそうなったのか」という意味の二つを含んでいます。英語で言えばwhyとwhat comes でしょうか。それゆえ、どちらに重点を置いて答えるかは考えなければいけないのですが、そのために必要なのが抽象化スキルです。新聞記者の原則として、「流行っている」という表現を使う場合は、事例が三つ必要で、「三つをならべて一つのラベルをつくる」という作業が不可欠とのこと。初めの質問に戻れば、whyは抽象化能力の不足で、what comes は、他人に対する過剰な配慮となります。
  問題を考える時、「最も大切な問いは何か」を考えなければ、良い答えは見つかりません。「主なテーマはこれで、それを要約するとこうなる。それをプレゼンすると次のようになって」とブレークダウンしていって、最後に根拠と論拠を提示するというピラミッド構造ができないとよい答えにならない。抽象から具体が原則なのは、具体例を並べ抽象化していっても、主要テーマに合致するとは限らないからです。
  議論をする場合主要な課題は何か、を議論する人の間で共有化することから始まるわけですが、そのためには、抽象度が高い単語が使われたとき「それは〜という意味ですか」というような、自分の解釈が正しいかどうかを確認する質問が大切です。コミュニケーションの土台を作る努力です。

新セミナーのコンセプト
  コミュニケーション効率の向上のためには、抽象と具体を上手に行ったり来たりする能力が必要で、そういう能力を開発する方法については今後研究する必要がありますが、難しいテーマのセミナーとなりそうなので、「まずは具体と抽象という問題の存在を広くPRする必要あり」ということが共有化されました。さいわい関連する本もではじめています。来年度にはセミナーが実行できるよう努力しようが会議の結論でした。新年度の課題の一つが明確になりました。

  (情報掲載日:2020年12月28日(月))

■経団連フォーラム21とグリーンフォーラムの合同講座に出席

  12月11日、経団連フォーラム21とグリーンフォーラムが合同で開催する「12月拡大講座」にアドバイザーとして出席しました。
  坂田甲一トッパン・フォームズ社長、及びウスビ・サコ京都精華大学長の講演、フォーラム21修了レポート優秀論文の発表などが、その内容でしたが、受講生の来場者43名に対してzoomによる出席が17名で、コロナによる影響を強く感じました。

  (情報掲載日:2020年12月24日(木))

■坂田トッパン・フォームズ社長講演

  坂田さんは、「私の経営哲学、人を幸せにする挑戦」で、会社のミッションが三益一如(社会益、会社益、個人益の追求)であると説明された後、「個人益まで会社が係わるのは、少し介入しすぎでは」という感想を述べられました。将来の経営幹部への助言は、「人生は軌道修正の連続で、それができる人材でありたい」、「あいつに頼めば大丈夫と人に思われる専門分野を持て」などで、全体として、自律した個の大切さを説かれたものと感じました。
  特に印象深かったのは、人生を振り返って、運がよかったといわれたことで、運が良いと感じる能力が大切というアドバイスは、私も振り返ってみると、「上司と部下に恵まれた」という思いが強いので、大賛成でした。

  (情報掲載日:2020年12月20日(日))

■サコ学長講演

  サコ学長の講演「多様性を認め合う社会の実現にむけて」は、異文化コミュニケーションがテーマですが、実例の紹介のほか理論面の説明で、ホールのハイコンテキスト文化論、フォフステッドの比較文化論が使われました。私も北海道大学で異文化コミュニケーションの講義を担当していますが、やはりホールとフォフステッドの理論を使っていて、専門家に「それで良い」と、お墨付きをもらった気になりました。
  事前にご著書2冊が配られていて、ご本人にかかわる数々のエピソードがとても面白く勉強になりました。とくに「外見が引き起こす誤解」の話は、私の父親のエピソード「日本人の顔をしているのに日本語がしゃべれないと、いじめられた」という話とよく似ていて親近感を覚え、質問させてもらいました。父はアメリカで生まれ、6歳の時に日本に帰国したので、日本人の子供と遊んだ経験がないため、日本人の子供の話す日本語が、分からなかったのです。

  (情報掲載日:2020年12月17日(木))

■アドバイザーとしての感想

  人を育てる方法の一つとして、先人からのアドバイスは良く使われますが、やはり、有効と感じました。「個人が経験したことが、どの人にも役に立つ」という前提は、正しくない(中室牧子著学力の経済学参照こう)のですが、経験どうしがヒットしたとき、インパクトが強く、教訓として心に残るのです。講師の選択、時期を得ていると思いました。

  (情報掲載日:2020年12月14日(月))

■グリーンフォーラム14期100日プラン報告会。

  7月21日〈火〉経団連会館で上記を開催しました。14期生32名のうち出席者は13名で、例年並みでした。達成度合いの自己評価、反省点、今後の対応について報告。関島から各人毎にコメントを受けた後、グループ討議という内容でした。
  自己評価は、「計画の妥当性」と「実行にあたり自分に対してリーダーシップを発揮できたかどうか」の2つの基準で行うものとし、両方とも十分であったと判断する場合はA、計画は適切であったが実行に問題があった場合をB、計画に問題があったが実行面でカバーした場合がC、両方とも問題ありの場合がD、と判定。A:2、B:5、C:3、D:3 という結果でした。
  関島の感想は、「計画の妥当性についての判定が甘すぎる」でした。計画の実行に障害となることは何かが計画立案時十分考えられていないのです。その原因は、100日プランで何をしたいかがハッキリしていないことにあります。修了時に作成された計画を読み直してみたのですが、何をしたいか良く分からないものが大部分でした。そもそも100日プランは、グリーンフォーラムで学習したことを職場に戻ったあと、どのように活用するかを計画・実行するものです。そのため何をしたいのかがハッキリしている必要がありますが、そうでないものが多いのです。作成時いろいろコメントしましたが、それを取り入れて計画を修正する作業が不十分なのです。指導側としては、大いに意気喪失です。グリーンフォーラムの講義の最初の部分で、「イメージできないものはマネージできない」と教えたことは、どうなってしまったのでしょうか。
  グループ討議でも、会社の方針変更やコロナなど実行上の問題に逃げて、プランそのものの欠陥はあまり論じられませんでした。受講生の一人が、「100日プランは卒論に相当するのに、皆、真面目にやってきていない」とコメントしましたが、それは心に響いたようでした。14期の仲間同士の切磋琢磨を大いに期待した次第です。

  (情報掲載日:2020年8月26日(水))

■留学生むけ日本語テキストに「キャリア戦略」の文章が採用されました。

  凡人社が発行する「考える人の上級日本語読解」(6月25発行)に、キャリア戦略の5章の文章「キャリアとは何か」、「90年代に大きく変わったキャリア観」「逆算型の人生設計は機能するか」「適職は自分で作るもの」が採用されました。
  日本の大学・大学院を目指す留学生のためのテキストで、日本語能力試験でN1(最も難しいクラス)を取得する前後の人が対象で、文章を読んで設問に答えることと自分の意見を記述することが求められます。
  設問は、「キャリアとは何か」とありますが、その定義を本文の中から5文字で抜き出してください。とか「キャリアについての考え方は1990年代にアメリカで大きく変化した」とありますが、アメリカの人々のキャリア観が変更を迫られた背景について、筆者はどういっていますか。最も適当な答えをa ~ d の中から1つ選んで下さい。
a 転職を繰り返す人が多く、労働者と企業が「長い関係」を作ることがむずかしくなっていた。
b 日本企業の一人勝ち状態が長く続き、アメリカ企業は不景気に見舞われていた。
c アメリカの企業はIT投資により仕事の効率化が図られ人員過剰につながっていた。
d 社内情報を共有化しようとしていたが、人員が多すぎてできなかった。
といった問題などで、読解力が問われるが、かなり難しい。
記述は、「自分のこれまでの人生を振り返ってみてください。それは逆算型人生設計でしたか。そうではありませんでしたか。その理由についても考えてください。」というもの
などで、これも簡単ではない。N1というのはかなりなレベルと実感した次第(因みに国費留学生は、N1取得が条件の一つとか)。

  (情報掲載日:2020年6月26日(金))

■ワートンスクールのリーダーシップ会議とRAG会議中止

  毎年このころに開催されているWharton Leadership Conference とResearch Advisory Group の会合は、コロナの影響で中止となりました。両方とも、アメリカの状況を知るための定点観測の場として、とても有効な会合なので、残念です。従って、ホームページコラムとコーヒーブレーク を使ってのご報告はありません。
  取り急ぎ、ご報告まで

  (情報掲載日:2020年6月18日(木))

■人事が見る大学イメージランキングで北大が1位

  とても嬉しいニュースです。日経と就職・転職支援の日経HRが企業の人事担当者におこなった調査で、北大が総合ランキング1位(行動力、対人力が1位で独創性が2位)。2026年の創基150周年に向け、国際社会で活躍できる人材の育成に努力していて13年度から開設した「新渡戸カレッジ」が機能しているという6月3日の記事です。
  この「新渡戸カレッジ」の一部を構成しているのが、「北大フロンティアプログラム」で、関島が設計、コンペに勝って、文科省ではなく経産省から科研費を獲得したものが、北大独自の費用で実行する独自プログラムに進化したものです。
  このプログラムは、学生、特に企業に就職を希望する修士・博士課程の学生に幅広い知識を与える目的で作られた選択科目で、「技術マネジメント特論」と「企業と仕事特論」の二つで構成されています。
  前者には、知的財産論、研究開発論、資源と環境、もの造り事例研究などが、後者には、「企業経営に関する基礎知識」として現代の競争と経営戦略、企業経営と会計・原価計算、マーケティングなど、「ビジネスパーソンとしての基礎知識」として、競争の仕方と速度の変化、グローバル化の影響とキャリア開発、リーダーシップとチームビルディング、などが設けられています。講師は企業の現役部長・役員クラスが担当しています。関島もリーダーシップ、サプライチェーンマネジメント、異文化コミュニケーションを担当しています。
授業は日本語で行われますが、受講生の半分以上が日本で就職を目指す留学生というのが、面白いところ。これまでの受講生の口コミの結果とおもわれます。
  (情報掲載日:2020年6月4日(木))

■グリーンフォーラム14期生に激励のメッセージ発送

  修了式が中止になったため、餞の言葉を送る機会を失ってしまった14期生を激励するため、13日、事務局の連絡事項送付にあわせ、以下の内容のメッセージを発送しました。
1.小生も在宅勤務中です。
2.昨年の拡大講座で、大きな不況が来ると予想したが本当になった。(予想は先の台風時、小河川からの水の流入により大きな川が氾濫した状況に触発されたもの。中小取引先の破たんが連鎖して大きな企業にも及ぶと警告した。これは長く続いた低金利のお蔭でゾンビ企業がたくさん生まれたことから判断。コロナは未だ発生前)
3.不況は本物とそうでないものを区別する。やがて、苦しい判断を迫られるようになるので、それに備えて、はやく本物の管理職としての能力を付けて欲しい。100日プランは、自分に対するリーダーを鍛えるためのものなのでがんばってほしい。
4.在宅勤務によりコミュニケーションの取り方もかわってくる。部下に対する指示の仕方など工夫すべし。プランを達成できない理由に在宅勤務を挙げることは、NO。
5.7月の報告会で会うのを楽しみにしています。
  (情報掲載日:2020年5月14日(木))

■ホームページの更新を、本日より再開します。

  担当者が、外部とのコンタクトを禁止するNECのプロジェクトに取り込まれ、連絡不能になってしまったため、長らく中断していましたが、新たにホームページの更新が本日より可能になりました。

  情報発信に不足のあった点をお詫びするとともに、より現代型のホームページを目標に、努力することを約束しますので、今後ともお付き合いいただくようお願い申し上げます。

  (情報掲載日:2020年3月12日(木))

関島の活動状況バックナンバー
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コズロフスキーの活動状況

ニューヨークでHRMに関する活動をしているKozlowskiからのレポート「Reports from New York」はコラムをご覧ください。


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